新潮社と岩波書店、「風と共に去りぬ」新訳で<競作>
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- 日時: 2015/05/02 16:31:43
- 情報元: 新文化
- マーガレット・ミッチェル「風と共に去りぬ」の新訳が、ほぼ時を同じくして新潮社と岩波書店から刊行される。著作権が切れたのが2009年頃で、出版時期が偶然重なった。
新潮社版の新訳は鴻巣友季子氏が手がけた。担当編集者によると、その特徴は「女性の会話やモノローグは徹底して女性らしく」していること。すでに1・2巻は3月26日に発売し、以降4月末から1巻ずつ刊行する。 一方、荒このみ氏を訳者に据えた岩波書店は、全6巻で4月16日から刊行を開始。アメリカ文学、またアフリカンアメリカン研究の専門家である荒氏による訳文、注、各巻の解説が売りだ。2巻は6月、3巻は9月、以降は隔月で刊行し来年3月に完結する。
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