河出書房新社、「日本文学全集」はじめ大型企画が好調
|
- 日時: 2015/06/27 21:32:51
- 情報元: 新文化
-
河出書房新社が昨年から始めた創業130周年企画「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」など大型企画が実績を上げている。6月22日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で開かれた企画説明会で小野寺優社長が報告した。 昨年11月から刊行の始まった「日本文学全集」は、5月31日までの全30巻予約数は4202セット。全巻予約を獲得した書店数も1489書店と予想を上回る実績を出した。シリーズ第1弾「古事記」は現在、5万5000部(6刷)まで伸長している。 小野寺社長は「外商店だけでなく、店売店も非常に多く含まれていて、2桁の予約を獲得した書店もある。ここ数年、店売における大型企画の積極的な取組みと、ノウハウの蓄積が実感される結果」と話した。 また、これまでに刊行した図鑑企画についても、実売率はそれぞれ『世界の音楽大図鑑』が94%、『世界の図書館』が89%、『こども生物図鑑』が77%、『なんでもまる見え大図鑑』が70%。とくに『〜音楽大図鑑』、『〜図書館』は「在庫が底を尽きかけている状態で、重版を検討する段階」(小野寺社長)となっている。
|
|