栗田民事再生案スキームの撤回求める/出版協
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- 日時: 2015/08/04 21:19:32
- 情報元: 日書連
- 日本出版社協議会(出版協)は7月10日、6月25日までの売掛金放棄と6月26日以降の返品の大阪屋経由の入帳という栗田出版販売の民事再生案スキームは「出版社に二重の負担を強いる内容」などとして撤回を求める声明を発表した。
声明では、「自社の返品を大阪屋経由で買わされるなどという事態は、およそ商道徳・商習慣に反するものであり、債権者の利益を不当に害するものであって、絶対に許されるものではない」と批判。「このようなことが許されるならば、すでに始まっている連鎖倒産が示すように、多くの出版社が経営危機に追い込まれ、日本の出版文化は危殆に瀕することとなる」と、早急に再生スキームを撤回するよう強く求めている。
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