【熊本地震】書店の被害・運営状況
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- 日時: 2016/04/16 21:25:24
- 情報元: 新文化
- 4月14日午後9時26分に発生した平成28年熊本地震。15日午前までに取材できた書店の被害や運営状況は次の通り。
◇紀伊國屋書店、2店休業に 紀伊國屋書店の熊本はません店(熊本・南区)と光の森店(菊池郡)で被害があり、4月15日、2店の営業を中止する。はません店では昨夜、女性客1人がケガを負い病院に搬送された。スタッフは無事。店内は天井の一部が崩れ、棚が倒れた。スプリンクラーが作動した模様。光の森店は棚が破損。スタッフは無事という。
◇長崎書店、休業に 長崎書店(熊本・中央区)は、4月15日を臨時休業すると同社ホームページおよびSNS上で発表した。長崎次郎書店(同)も同様。長ア健一社長名義で「早期の営業再開に向け、スタッフ一同努めてまいる所存でございます」としている。
◇アニメイト熊本(熊本・中央区)、臨時休業 4月15日は臨時休業とする。人的被害はなかった。
◇蔦屋書店熊本三年坂(熊本・中央区)、臨時休業 4月15日は臨時休業する。
◇くまざわ書店、2店休店 BookCenter熊本店(熊本市・中央区)と、くまなん店(同)は4月15日は休業することを決めた。両店ともに商品が散乱。BookCenter熊本店がテナント入居する鶴屋百貨店から、スタッフの入館規制が敷かれている。
◇ヴィレッジヴァンガード、5店休業 熊本県内7店のうち、イオンモール熊本(上益城郡)、イオン八代(八代市)、イオンモール宇城(宇城市)、熊本パルコ(熊本市)、ゆめタウンはません(同)の5店は臨時休業した。すべてインショップのため、営業再開はデベロッパー次第。イオン天草(天草市)とイオン錦(球磨郡)は通常通り営業している。全店とも人的被害はなかった。
◇宮崎一心堂、1店休業 Book&Cafe一心堂(熊本・中央区)で本が散乱、4月15日の休業を決めた。なお、本店(同・水俣市)は営業している。
◇明林堂書店、5店休業 4月15日、熊本県内にある12店舗のうち武蔵丘店(熊本市・北区)、麻生田店(同)、白山店(同・中央区)、長嶺店(同・東区)、サンピアン店(玉名市)の5店舗で本が散乱するなどの被害があり、休業している。
◇ニューコ・ワン、県内16店で休業 蔦屋書店小川町店(熊本・宇城市)やTSUTAYA AVクラブ玉名店(同・玉名市)を展開するニューコ・ワンは、熊本県内17店のうち16店を休業した。人的被害はなかった。
◇小川文華堂(熊本・玉名市)、通常営業 通常通り営業している。棚が倒れるなどの被害もなかったという。小川豊記社長は「あと1週間早かったら教科書で大変だったが、なにも差し支えない」と話している。
◇金龍堂、2店で休業 まるぶん店(熊本・中央区)と東バイパス店(熊本市・東区)で本が散乱するなどの被害があり休業。本荘店(同・中央区)、県庁店(同・同)、イオン天草店(熊本・天草市)。八代ファースト文庫店(同・八代市)は営業している。
◇竹とんぼ、片付けながら営業 児童書専門の竹とんぼ(熊本・西原村)は現在、店内の片付けをしながら営業している。棚から一部の本が飛び出したが、大きな被害はなかったという。
◇三陽書店(熊本・中央区)、通常営業 大きな被害はなく、通常通り営業している。
◇CCC、熊本県内の20店すべて休業 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)によると、熊本県内のTSUTAYAおよび蔦屋書店20店(FC含む)はすべて休業している。1店舗で客1人が軽傷を負ったが受診済み。 一部店舗で商品落下などがあったが、建物の損壊といった大きな被害はなかったという。
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