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日経MJ「日本の専門店調査」
日時: 2016/09/03 21:36:13
情報元: 日書連

日経MJ(7月13日付)は「第44回日本の専門店調査」(2015年度)を発表した。
これによると、比較可能な355社の総売上高は23兆2275億円。消費増税前の駆け込み需要の反動も落ち着き、前回調査より増収となる企業が増え、全体でも4・0%の増収となった。顧客の満足度を高めるために、接客やサービスに力を入れる企業が総売上高伸び率などのランキングで上位を占めた。
23業種のうち増収は20業種。増収率が5%以上だったのはドラッグストア・医薬品、カジュアル衣料、家具など8業種で、前回調査から2業種増えた。減収は3業種にとどまった。総合ディスカウント・ストアなど消費者の低価格志向に支持された業種の検討が目立ったと、同紙は指摘している。
書籍・文具部門を見ると、全体の売上高は11・8%増と前回(1・8%減)を大きく上回った。15年に丸善とジュンク堂が合併したことが押し上げ、丸善ジュンク堂書店は264・4%増の759億700万円となり3位に入った。1位はカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)で19・4%増の2392億3300万円。400平方メートル以上の大型出店やカフェ併設店の出店が寄与した。2位の紀伊國屋書店も大型店を中心に出店を進め、1・8%増の1086億3100万円となった。
総売上高経常利益率は、1位がCCCで7・8%、2位がヴィレッジヴァンガードコーポレーションで3・9%、3位が精文館書店とフタバ書店でそれぞれ3・6%。
1人当たり総売上高は丸善ジュンク堂書店が5億8842万円、3・3平方メートル当たり直営店売上高は有隣堂が576万円、直営+FC新設店舗数は文教堂が20店で、それぞれトップだった。
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