大阪屋栗田と提携交渉/TS協同組合総会
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- 日時: 2017/01/12 18:04:45
- 情報元: 日書連
- TS流通協同組合(片岡隆理事長)は11月24日午後4時から、東京都千代田区の書店会館で第17回通常総会を開催した。
総会の冒頭、片岡理事長があいさつし、「客注品流通でTSを運営してきたが、物流コストに見合う事業ではなくなっている。大阪屋栗田と提携して、同社の書店支援サービス『Web―OPAS』と客注支援システム『ぶっくる便』を組合員が利用できるように交渉を進めているが、合意に至っていない。取引出版社から品切れでない限り本が入ってくるという従来のメリットを活かした運営をしていくが、事業をどう活性化していくかが問題だ」と述べた。 濱野敏明氏(アンビル宮脇書店)を議長に選任して議案審議し、平成27年度決算関係書類、平成28年度事業計画、収支予算など全ての議案を原案通り承認した。任期満了に伴う役員改選では、理事14名、監事2名を選任し、片岡理事長の再選を決定した。 片岡理事長は、「官公需の注文や、学校や企業の一括採用品をTSに発注してほしい。東京組合青年部が扱っている商品の流通を、TSでもできるようにしたい。理解のある出版社との取引を増やし、売行き良好書の扱いとともに出版社に眠っている商品を掘り起こすことも考えていきたい」と述べた。
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