12月期販売額0・5%小幅減/大晦日「特別発売日」が寄与/出版科研調べ
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- 日時: 2017/02/18 12:54:17
- 情報元: 日書連
- 出版科学研究所調べの12月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比0・5%減と小幅のマイナスとなった。
部門別では、書籍が同0・8%増、雑誌は同1・6%減。雑誌の内訳は、月刊誌が同0・8%増、週刊誌が同13・8%減。週刊誌は前年同月よりも送品本数が1本少ない雑誌が多かった影響で大幅なマイナスになった。 12月31日に特別発売日が設定され、書籍40点、雑誌170点、総発行部数840万部、約50億円が市場に投入されたため、全体のマイナス幅は抑えられた。 返品率は、書籍が同0・2ポイント減の37・2%、雑誌が同0・5ポイント減の38・3%と、いずれも2ヵ月連続で改善した。 書店店頭の売上は、書籍が約1%減。「ポケットモンスター」の攻略本が大部数で刊行され、ゲーム攻略本が約40%増、クリスマスシーズンで絵本等が好調の児童書が約4%伸長した。雑誌は、定期誌が約2%減、ムックが約1・5%減、コミックスが約10%減と低落が続いている。
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