CCC、徳間書店を子会社化/出版事業の拡大図る
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- 日時: 2017/04/01 18:12:37
- 情報元: 日書連
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は3月21日、徳間書店の株式を取得。同日付で徳間書店を、CCCグループで出版、映像、音楽などの企画・制作事業を手掛けるカルチュア・エンタテインメント(CE)の子会社化したと発表した。 CEは徳間書店と2013年10月に資本・業務提携を結び、議決権ベースで約15%の株式を保有していたが、保有比率を9割超に高めた。 CCCは出版事業を強化しており、CEグループ傘下に雑誌「ニューズウィーク日本版」「フィガロジャポン」「ペン」を発行するCCCメディアハウス、美術関連書籍や雑誌「美術手帖」を発行する美術出版社、自動車・バイクなど趣味関連の書籍・雑誌を発行するネコ・パブリッシング、絶版になった書籍を復刊する出版社でインターネット書店の復刊ドットコムを持つ。 今回、徳間書店を子会社化したことで、同社の編集力やノウハウを活かし、出版事業をさらに拡大する。CEが手掛ける映像・音楽事業と連携した出版物の刊行を行うとともに、CEグループ出版社の間で出版事業の効率化・共同化を図り、ウェブ、デジタルパブリッシング、BtoB、データベースマーケティングなどの収益拡大に各社が協業で取り組む。 徳間書店は3月21日付でクロスメディア局を新設し、体制を整備。本年度以降はメディアミックス戦略のため映像コンテンツビジネスを強化し、ライツ事業を積極的に推進する。
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