村薫氏が受賞/野間文芸賞
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- 日時: 2018/02/15 18:33:36
- 情報元: 日書連
- 野間文化財団が主催する野間文芸賞各賞の贈呈式が、12月15日に東京・千代田区の帝国ホテルで開催された。
今回受賞したのは、第70回野間文芸賞に村薫氏『土の記』(新潮社)、第39回野間文芸新人賞に今村夏子氏『星の子』(朝日新聞出版)、高橋弘希氏『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』(講談社)、第55回野間児童文芸賞に山本悦子氏『神隠しの教室』(童心社)。 贈呈式では、主催者を代表して野間文化財団の吉川英明理事長があいさつし、講談社の野間省伸社長が各受賞者に賞を授与。受賞者あいさつで村氏は「私はエンターテインメントから純文学に乗り換えた人間。身体感覚と言語感覚だけを信じて、1行1行書きたいように書いてきた。小説の1行1行とは、小説空間を生きる登場人物の呼吸の1つ1つ、物思いの1かけら1かけらであり、それらがつながって『土の記』という小さな世界が立ち上がっていった」と話した。
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