天牛堺書店が破産/負債は16億4千万円
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- 日時: 2019/02/20 16:50:08
- 情報元: 日書連
- 天牛堺書店(資本金1000万円、大阪府堺市、藤吉信彦代表)は1月28日付で大阪地裁堺支部に自己破産を申請し、同日、破産開始決定を受けた。
申請代理人は根來伸旭弁護士(大阪市北区堂島浜1―4―16アクア堂島NBFタワー11階、弁護士法人マーキュリー・ジェネラル TEL06―6344―4800)。破産管財人は沢田篤志弁護士(大阪市北区堂島浜1―1―5大阪三菱ビル6階、梅田総合法律事務所、TEL06―6348―5566)が選任されている。 同社は1963年創業、68年に法人改組した。古本買取店からスタートし、堺市を中心に「天牛堺書店」の屋号で12店舗を展開。新刊と古書を併売する業態が特徴で、学校、官公庁の卸売なども手掛けていた。大阪府書店商業組合には10店舗が加入していた。 帝国データバンクによると、98年5月期には売上高約28億円を計上していたが、18年5月期は約18億円まで落ち込んでいた。18年2月頃からはトーハンから人的支援を受けるなど経営再建に注力してきたが、事業の継続を断念し、今回の措置となった。負債は18年5月期末時点で約16億4000万円。 なお、天牛書店(大阪府吹田市)は同社とは関係がなく、通常通り営業している。
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