駅舎内出店に募る懸念
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- 日時: 2005/08/20 09:25
- 情報元: 日書連
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電鉄各社が駅舎内への書店出店を積極的に推進するなか、京王グループの啓文堂書店が12月、京王井の頭線久我山駅(東京・杉並)に出店を予定。
電鉄会社による駅舎内への出店に危機感を募らせた地元商店街や東京組合中野・杉並支部は、出店中止を求めて運動を展開。
各支部の協力で317通の署名が集まった。
中野・杉並支部の福田支部長は8月2日に開かれた東京組合理事会の席上、出店阻止の署名と資金カンパに対する各支部の協力に謝意を表明。
8月1日現在317通の署名が集まっていると報告して、各支部長に署名とカンパへいっそうの協力を呼びかけた。
カンパは銀行口座振込みで受け付けている。
また、同支部所属の山田常務理事は「駅という公共性を持つ場所への鉄道業者による出店をここで食い止めなければ、杉並区や東京都のみならず全国的な問題に波及しかねない。
1地区・1書店だけの問題ではなく、『明日はわが身』という共通認識に立ってほしい」と協力を求めた。
万引き問題については、発生・情報に関する報告書を提出してほしいと要請があった。
報告書は@発生日時A発生場所B被害商品(書名・定価・冊数)C万引者の性別、年齢、職業、学校名、社名D万引者の特徴E持ち物F発生時状況G処置――の8項目。
増売委員会は「地震対策コーナー作り」を提案。
9月1日の防災の日を前に発売される『東京直下大地震 生き残りマップ』(旬報社)、『大地震から身を守る耐震補強の知恵』(日本文芸社)、『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』(昭文社)、『東京直下型大地震』(ネコパブリッシング)の4点を組合推薦の増売商品とし、積極販売を求めた。
また、TS流通協同組合の7月1日から31日までの売上げについては、82書店(対前年同月比1・2%増)が利用、8221件(同17・7%増)の注文があり、844万2180円(同21・9%増)だったと報告があった。
厚生委員会は平成18年度通常総代会を来年5月18日午後1時から5時まで上野の池之端文化センターで開催、勤続従業員表彰式および懇親会は行わず、表彰者に対しては店主を通して表彰状・記念品を贈呈したいと提案し、了承された。
また、第15回神保町ブックフェスティバルが10月29日(土)、30日(日)の2日間にわたり開催されると報告があった。
東京組合は千代田区、毎日新聞社とともに後援として名を連ねる。
なお、理事会には青年部の小宮会長が出席し、同・地図事業部で発行している区分地図について、組合員書店での取り扱いをさらに増やしてほしいと協力を求めた。
現在8区(世田谷、目黒、中野、杉並、練馬、板橋、品川、大田)を発行。
世田谷区は順調に推移しており、他区についても全力をあげて売上増を図りたいとした。
奥村常務理事は「年内完売に向けて協力しよう」と呼びかけた。 http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=4531 より引用
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