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8月期販売額は8・2%減/書籍2ケタ減響き大幅マイナスに/出版科研調べ
日時: 2019/10/23 21:10:36
情報元: 日書連



出版科学研究所調べの8月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比8・2%減と大きく減少した。
書籍は同13・6%減。7月に大物新刊が集中したことと、前年同月が同3・3%増と伸びたこともあり、大幅減となった。返品率も上昇した。雑誌は同2・4%減で、内訳は月刊誌が同1・2%減、週刊誌が同7・5%減。月刊誌は9月1日発売雑誌が8月末に繰り上げ搬入されたことに加え、コミック、ムック、定期誌の返品が減少し、小幅なマイナスとなった。
書店店頭の売上げは、書籍が同約5%減。ほとんどのジャンルが不振だったが、ビジネス書は約6%増と好調。『心。』『Thinkclearly』(ともにサンマーク出版)、『FACTFULNESS』(日経BP発行/日経BPマーケティング発売)が引き続き売れた。
雑誌は、定期誌が同約1%減、ムックが同約7%減、コミックスが同約3%減。定期誌は平均価格の大幅上昇に加え、「Myojo」(集英社)などアイドル雑誌が伸長した。コミックスは18年夏以降の大手出版社による値上げによる特需が一巡したことや、前年に『SLAMDUNK新装再編版』(集英社)が大ヒットしたため、マイナスとなった。
メンテ

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