受賞21作品を表彰/造本装幀コンクール
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- 日時: 2019/10/23 21:11:12
- 情報元: 日書連
- 日本書籍出版協会(書協)と日本印刷産業連合会(日印産連)が主催する第53回「造本装幀コンクール」の表彰式が9月10日、東京・千代田区の日比谷図書文化館で開かれた。
同コンクールは昨年1年間に発行された書籍を応募対象とし、本文の文字組みから色使い、レイアウト、表紙カバーの美しさや機能性、材料の適性、印刷、製本など様々な角度から審査して受賞作品を決定。今回は、出品された268点の中から、文部科学大臣賞『僕らのネクロマンシー』(NUMABOOKS)、経済産業大臣賞『ちのかたち建築的思考のプロトタイプとその応用』(TOTO出版)、東京都知事賞『CloseYourEars』(えほんやるすばんばんするかいしゃ)など21点が受賞した。 式典では、主催者を代表して書協の相賀昌宏理事長が「今年は日印産連に日本印刷会館の部屋をお借りして審査ができた。私も覗いてみたが、たくさんの本を見られて本当に楽しかった。出版社にも、審査の邪魔にならないように本を見る機会があったらいいなと思った」とあいさつ。続いて、日印産連の浅野健副会長が金子眞吾会長のあいさつを代読し、「応募作品は、どれも創意工夫がなされた特徴のある素晴らしい装幀の作品ばかり。デジタル隆盛の時代と言われるが、書籍文化の魅力を改めて強く感じる。このコンクールをより魅力あるものとして、出版文化、活字文化の発展に寄与していきたい」と述べた。
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