全国の組合加盟書店数3063店に/半年間で加入22店、脱退71店
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- 日時: 2019/11/18 18:17:51
- 情報元: 日書連
- 10月1日現在、日書連会員の45都道府県書店商業組合に加盟する書店は、この半年間で新規加入22店・脱退71店、差し引き49店減(1・6%減)で3063店になったことが組織委員会(中山寿賀雄委員長)の調査で分かった。3000店の大台割れの危機が目前に迫り、新規店・未加盟店の加入促進、脱退による組合員減少に歯止めをかける取り組みを強化する。
組合員が増加した組合は、宮城(11店増)、岐阜(1店増)、大分(1店増)の3組合。前年と同数は、青森、岩手、福島、千葉、山梨、三重、新潟、富山、奈良、和歌山、島根、広島、徳島、愛媛、高知、佐賀の16組合。残る26組合は組合員数が減少した。 加入が多かった組合は、(1)宮城(13店)、(2)東京(2店)、(3)静岡、岐阜、大阪、兵庫、福岡、大分、沖縄(1店)。一方、脱退が多かった組合は、(1)愛知(8店)、(2)東京、京都、兵庫(6店)、(5)北海道、埼玉、神奈川、福岡、沖縄(4店)の順。 脱退数から加入数を差し引いた純粋な減少数は、(1)愛知(8店減)、(2)京都(6店減)、(3)兵庫(5店減)、(4)北海道、埼玉、神奈川、東京(4店減)。減少率で見ると、(1)沖縄(10・0%減)、(2)福井(5・7%減)、(3)神奈川、愛知(5・3%減)、(5)北海道(4・8%減)の順。 組合員数が多い組合は、(1)東京(320店)、(2)大阪(212店)、(3)福岡(191店)、(4)愛知(143店)、(5)兵庫(128店)。一方、組合員数が少ない組合は、(1)島根、高知(21店)、(3)徳島(23店)、(4)青森(24店)、(5)宮崎(26店)の順だった。 全国的に組合員数が減少傾向にある中、宮城組合は加入13店・脱退2店で11店増(11・8%増)と大きく増やし、100店の大台を回復した。同組合には今春、未来屋書店が12店加入している。藤原直理事長は「県の教職員互助会と職員互助会の独自図書券は組合加盟店でのみ利用できるため、お客様からの要望が強かったようだ。図書券利用の条件として、12店全部に加入していただいた」と説明する。 県組合独自の取り組みを加入メリットとして組合員数増加につなげた宮城組合の事例は、他の組合にも参考になりそうだ。
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