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学校図書館関係者が選んだ図書ランキング/日販図書館選書センター調べ
日時: 2020/05/30 08:35:05
情報元: 日書連

日販は、図書館選書センターに2019年4月~2020年3月に来場した、約1400館以上の学校図書館関係者が選書した図書と、その出版社のランキングを発表した。
セット部門(小・中学校)で1位となったのは、『ポプラディアプラス世界の国々』(ポプラ社)。2位の『DOOR』(帝国書院)のほか、オリンピック・パラリンピック関係の図書や、世界の国々について調べるのに役立つ図書が20位以内に4点ランクインした。ほかには、去年に続き、『政治のしくみを知るための日本の府省しごと事典』(岩崎書店)、『くらべよう!どうぶつの赤ちゃん』(小峰書店)など、20年度小学校教科書改訂後も引き続き掲載される単元に関連するセットが人気となった。
小学校の単品部門では、読み物の図書が多くランクイン。1位は廣嶋玲子氏による『十年屋(1・2・3)』(静山社)だった。このシリーズは児童版が19年12月にほるぷ出版より刊行されている。8位の『ポリぶくろ、1まい、すてた』(さ・え・ら書房)は、昨今話題のSDGs(持続可能な開発目標)について考える1冊目の絵本として人気になっている。
中学校の単品部門は、1位は『かなり役立つ!古文単語キャラ図鑑』(新星出版社)。今回も高校受験や学力試験に向けた学習法の本が多数ランクインした。注目は11位の「54字の物語」シリーズ(PHP研究所)で、限られた字数の中で物語が展開され、朝読の時間にぴったりだと人気を集めた。18位の『行きたい高校に行くための勉強法がわかる中学一冊目の参考書』(KADOKAWA)は、3年連続のランクイン。効率的な勉強法が物語形式で紹介され、学生だけでなく、大人も勉強になると評判になっている。
出版社ランキングの1位はポプラ社、2位は岩崎書店、3位は学研プラスだった。
メンテ

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