日本図書普及、3年連続で回収高が発行高を上回る
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- 日時: 2020/06/24 18:32:32
- 情報元: 新文化
- 図書カードNEXTを発行する日本図書普及は6月15日、第60期(19.4.1〜20.3.31)決算案を発表した。期中の発行高は375億4200万円(前年比5.6%減)。発行高は2010年度の51期から9年連続で減少した。回収高は379億7700万円(同5.9%減)。加盟する書店法人が190社減少して5655社に、それに伴いカード読取機の設置店舗数も410店減の7973店舗に縮小した。
発行高は約770億円だった41期がピークで、現在はその半分以下になった。3年前から回収高が発行高を上回り、読者の利用頻度が低下していることが懸念されている。 役員改選では、矢幡秀治氏(日書連会長)が取締役に、黒柳光雄氏(日本図書普及)、鹿谷史明氏(ダイヤモンド社)、服部達也氏(楽天ブックスネットワーク)、春井宏之氏(日書連副会長)が監査役に就く。舩坂良雄取締役(大盛堂書店)は退任する。6月30日に開催する株主総会で承認される見通し。
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