4月期は前年比6・1%減/休業店発生の影響で大幅減/日販調査店頭売上
|
- 日時: 2020/06/24 18:40:55
- 情報元: 日書連
- 日販調べの4月期店頭売上は前年比6・1%減で、4ヵ月続いていた前年超えがストップした。4月上旬に発令された「緊急事態宣言」を受け、7都府県を中心に休業店が発生したことが影響した。全体では前月比6・9ポイントの大幅減となった。
書籍は10・7%減。学参、児童書の2ジャンルで前年比プラスになった。2月末に新型コロナウイルス感染症対策として小中学校等の一斉休校要請が出た影響で学習ドリルの売上が拡大し、ともに3ヵ月連続の前年超えとなっている。総記は、一斉休校要請の影響により、前年と比べて国語辞典や英和辞典など学校の授業で使用する辞典の売上が大幅に落ちている。 雑誌は16・1%減。月刊誌は、『文藝春秋5月号』(文藝春秋)、『Myojo6月号』(集英社)が売上を牽引。また、『Popteen5月号』(角川春樹事務所、付録=不二家ペコちゃんストロベリーコスメ2点セット)、『Seventeen5月号』(集英社、付録=鬼滅の刃ふきだしふせん)などのティーンズ誌も好調だった。一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で発売延期となるタイトルがあり、雑誌全体では売上が落ち込んだ。 コミックは16・6%増で、7ヵ月連続の前年超えとなった。雑誌扱いコミックの新刊では、『ONEPIECE96』(集英社)、『進撃の巨人31』(講談社)が売上を伸ばした。『鬼滅の刃』(集英社)は好調を持続し、既刊でも売上を伸ばし続けている。書籍扱いコミックは、『PLUS/SLAMDUNKILLUSTRATIONS2』(集英社)が売上を牽引した。 開発品は12・6%減。『シャーク&Co.』(デアゴスティーニ・ジャパン)が売上を伸ばしたが、2ヵ月連続での前年超えとはならなかった。
|
|