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4月期販売額は11・7%減/休業相次ぐもコミックスは好調/出版科研調べ
日時: 2020/06/24 18:43:16
情報元: 日書連

出版科研調べの4月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比11・7%減となった。
内訳は、書籍が同21・0%減、雑誌は同0・6%減。雑誌の内訳は月刊誌が同1・8%増、週刊誌が同11・6%減だった。新型コロナウイルス感染拡大防止策として、政府が緊急事態宣言を発令したことで、休業または時短営業する書店が相次いだ。この影響で書籍は送品ボリュームが大きく減少し、販売も激減した。雑誌は、4月期に有力新刊が集中したコミックスが好調だったことと、休業で返品作業を行えなかった書店が続出したことで必然的に返品率が大幅に改善したことにより、微減にとどまった。
書店店頭の売上は、書籍が約15%減。いずれのジャンルも落ち込む中で、学参は約20%増と3ヵ月連続の2桁増となった。
雑誌の売上は、定期誌が約13%減、ムックが約30%減、コミックスが約12%増。コミックスは休業店が多い状況ながらも大きく伸長した。4月は『ONEPIECE』(集英社)、『進撃の巨人』、『五等分の花嫁』(いずれも講談社)など人気作品の新刊発売が集中したことに加え、『鬼滅の刃』(集英社)は既刊全19巻の重版が猛烈な勢いでかかっており、好調を続けている。
メンテ

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