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11月期販売額は5・6%減/書籍、雑誌とも返品率が改善/出版科研調べ
日時: 2021/02/19 21:04:09
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの11月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比5・6%減となった。
内訳は、書籍が同9・1%減、雑誌が同1・7%減。書籍は返品が大きく減少したものの、前年同月が同6・0%増と伸びていたことと、当月は出回り金額が同13・2%減と送品も大幅減となったことが影響し落ち込んだ。雑誌の内訳は月刊誌が同2・1%減、週刊誌が同0・5%増。
返品率は書籍、雑誌とも同3・0ポイント改善し、書籍が34・3%、雑誌が38・9%。雑誌の内訳は、月刊誌が同3・2ポイント改善し37・9%、週刊誌が同2・4ポイント改善し43・4%だった。書籍、雑誌とも送品の抑制が進み、返品改善が進捗している。
書店店頭の売上は、書籍がほぼ前年並み。児童書は人気シリーズ新刊『おしりたんていおしりたんていのこい!?』(ポプラ社)や集英社みらい文庫版の『鬼滅の刃』のノベライズ、『ノラネコぐんだん』(白泉社)の新刊絵本など好調タイトルが多く、約12%増。文芸書、学参、ビジネス書なども前年を上回った。
雑誌の売上は、定期誌が約7%減、ムックが約5%減、コミックスが約30%増。映画が大ヒット中の『鬼滅の刃』の既刊や、最終巻となった『ハイキュー!!45』、10月に放送が始まったテレビアニメが人気の『呪術廻戦』など、集英社のコミックスが絶好調だった。
メンテ

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