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「業界3者収益改善」「持続的配送実現」出版流通改革の骨子を公表/日販、5月28日にオンラインで説明会
日時: 2021/05/05 17:04:25
情報元: 日書連

日本出版販売(日販)は、<これからの出版流通の100年>を構築するために目指す「出版流通改革」の詳細について、5月28日にオンライン開催予定の「NIPPANConference2021」で発表する。これに先立ち、3月31日、同社が取り組む「出版流通改革」の背景と目的および骨子を公表した。
これによると、出版業界を取り巻く様々な変化の中で、特に昨今の出版マーケットのシュリンク、全国の書店数の減少、物流危機の現状を説明し、「出版流通の持続性は危機的状況にあり、全国津々浦々に出版物を届けるという使命を果たし続けることが難しくなってきている」と危機感を表明。「100年先の未来も、街に書店と本があり続ける世界を創っていくために、抜本的な『出版流通改革』に取り組んでいく」と決意を宣言した。
改革にあたってのキーワードとして「オープン」と「テクノロジー」を掲げ、「垣根を設けず、様々なプレイヤーやデータとオープンにつながり、これを源泉にサプライチェーンの全体最適を実現する。そのためには、テクノロジーによるイノベーションが急務と捉えており、テクノロジーへの投資を拡大する」と方針を示した。
喫緊のテーマとしては、「業界3者の収益を改善する」「ロジスティックスのテクノロジーを用いて持続的な配送を実現する」――の2点を挙げている。
「NIPPANConference2021」では、「出版流通改革」の全体像とマイルストーンを提示しながら具体的なプランを説明するという。
メンテ

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