5月期は前年比7・6%減/「鬼滅」など前年好調の反動で/日販調査店頭売上
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- 日時: 2021/07/21 18:35:25
- 情報元: 日書連
- 日本出版販売調べの5月期店頭売上は前年比7・6%減。前年休業していて当年営業を継続した店舗が売上を伸ばす一方、前年も当年も営業していた店舗は、「鬼滅の刃」(集英社)の大ヒットや巣ごもり需要の拡大で前年が好調だったため、その反動で今年は売上が大きく落ち込み、全体では前年割れとなった。
雑誌は4・7%減。月刊誌は、「Myojo7月号」(集英社)、「Vジャンプ7月号」(集英社)が売上を牽引。週刊誌は、5月17日発売の「週刊現代合併号」(講談社)などが売上を伸ばした。 書籍は2・1%減。文芸書、学参書の2ジャンルで前年を上回った。文芸書は、21年本屋大賞受賞の町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』(中央公論新社)や、東野圭吾『白鳥とコウモリ』(幻冬舎)が引き続き好調だった。 コミックは16・7%減。前年に「鬼滅の刃」関連商品が好調だった影響もあり、前年超えの連続記録は19ヵ月でストップした。雑誌扱いコミックは、『薬屋のひとりごと8』(スクウェア・エニックス)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~22』(集英社)が売上を伸ばした。
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